要点
- 各ラウンドでは、再現したものと目標の実際の差を測り、0〜100の正確さに換算します。主観で点数をつけるものはありません。
- カラーは色相、彩度、明度の誤差を正規化して平均し、色相は180°を基準にします。音程はセントで、約1オクターブのずれで0点。長さは目標に対する相対誤差。シェイプは位置、回転、大きさを45 / 35 / 20で重み付けします。
- 同じ日は全員に同じ対象が出るので、昨日の自分や友達のセッションと比較できます。
- 計測は自分自身との比較です。感覚ごとの移動平均を、自分の最近数週間と比べます。集団とは比べません。
- しばらく測らない感覚は、点数ではなく確信度が下がります。Proには誤差の方向、週ごとの計測、前週との重ね合わせがあります。難易度の自動調整はProの練習に限られ、毎日のキャリブレーションにはありません。
基本原則
各セッションは5ラウンドです。毎回、目標が表示または再生されて消え、そのあと再現します。スコアが使うのはひとつだけ。元の対象と回答の差を、その感覚に合った単位で測った距離です。完全な再現は100点、情報として意味をなさないほど大きいずれは0点。無料の毎日のセッションでは対象の範囲が固定され、難しさは自動調整されません。難しさとともに変わる点数では、昨日と比較できないからです。
カラー
画面いっぱいにひとつの色が数秒表示され、消えます。色相、彩度、明度の3スライダーで再現するので、3つの要素が分かれ、実際にどれを捉えていたかがわかります。
3つの誤差を、それぞれの範囲に対する割合にします。色相は色相環の短い方向の距離を取り、2色がもっとも離れている180°で正規化します。彩度と明度も各範囲で正規化します。3つの割合の平均を、0〜100の正確さに変換します。ホームのカラー体験版では誤差を別々に見せます。まとめた点数だけでは、どこを誤ったかという学びが隠れるからです。ずれた要素は、予想したものとは限りません。
音程
約140〜760 Hzのサイン波が一度だけ鳴ります。周波数は表示しません。波形をドラッグして同じ高さを探します。音は音階を飛び移るのではなく、指の動きに合わせて連続的に変わります。
誤差は目標と回答のセント差です。セントは音楽で使う対数単位で、100セントが半音です。ヘルツでなくセントを使うことで、同じように聞こえるずれは、どの高さでも同じ扱いになります。20 Hzの差は150 Hzでは全音以上、700 Hzでは約4分の1音です。採点はその違いを反映します。ほぼ一致すれば100点近く、約1オクターブずれると0点です。単位は音楽のセントとは?で解説しています。
長さ
低い音と一緒に図形が脈打ち、事前に知らされない約1〜3.5秒のあと止まります。同じ長さに感じるまで画面を長押しし、指を離して回答します。カウンターも時計もありません。
誤差は相対値です。押した長さと目標の差を、目標の長さで割ります。同じ0.25秒の遅れでも、短い区間ほど大きく扱います。実感にも、時間の誤差が区間に応じて変わるという知見にも合います。時間の感覚を鍛える方法で説明しています。
シェイプ
グリッド上に、位置、回転、大きさが決まった三角形を薄いベール越しに数秒表示します。中央に戻ったら、図形本体で移動し、片方のハンドルで回し、もう片方で大きさを変えて元に戻します。
位置、回転、大きさの3つの誤差をそれぞれ正規化し、45、35、20%の重みを付けます。位置はもっとも判断を誤りやすく、実用上重要なので最大の重みです。小さな大きさの違いは3つの中でもっとも目立ちにくいため、重みは最小です。重み付きの合計を0〜100の正確さに換算します。
ほかの13モジュール
どの練習も、感覚に合った単位で目標からの差を測るという同じ原則で採点します。コントラストと明るさは合わせた強さの差、リズムとテンポはパターンや速さに対するタップの時刻、方向は音源と回答の角度差です。距離、回転、動きは各単位で推定と実際の差を測り、バランスは電話の動作センサーを使います。Proの練習では成績に応じて難しさが変わるため、点数はその難しさでの結果として、毎日の計測とは別に保管します。
ラウンドから計測へ
セッションのスコアは5ラウンドの平均です。そこから次の情報を作ります。毎日の計測までの基本的な情報はすべて無料です。
- 移動平均:各感覚の直近のセッションから作る平均です。ホームとレーダーに表示する数値で、意図的にゆっくり変化します。
- レーダー:4つの移動平均から描く、感覚ごとの4軸です。混ぜた点数は体感できないため、総合値はあえて作りません。
- 傾向:移動平均が自分の最近数週間からどう変わったかです。低下も赤ではなく控えめな色で表示します。他人とは比較しません。
- 計測の不確かさ:しばらく測らない感覚では、その計測への確信度を下げ、確信度と最終計測日を添えた推定値として表示します。値そのものは下げません。忙しかったことを能力の低下とは扱いません。
- どちらにずれるか(Pro):点数は近さを伝えますが、目標のどちら側だったかは伝えません。十分なラウンドが揃うと、音程なら高め・低め、長さなら長め・短め、色なら薄め・鮮やか、明るめ・暗め、形なら大きめ・小さめ、回しすぎ・回し足りなさを示します。すでに採点で求めた差の符号を残したもので、新たに何かを測るわけではありません。日ごとの対象が比較可能な、毎日の4セッションだけが対象です。
- 毎日の計測:各セッション後、自分の履歴から作る簡潔な一文です。まだ確かなことが言えない場合は、作り話をせず、そのことを伝えます。
Proには、2週間のキャリブレーションを言葉で比べる週ごとの計測と、レーダーの前週との重ね合わせがあります。先週の形が今週の後ろに破線で表示されます。どちらも比較できるだけのセッションが揃ってから利用できます。
全員に同じ対象を出す理由
同じ日は全員の対象が同じです。範囲が固定されているから昨日と比較でき、同じ色、音、長さ、三角形を受け取ったから友達とも比較できます。フレンド画面は2つの計測を並べるだけです。ランキングを置かないのは意図的な選択です。
数値が意味すること、しないこと
カラーの78点は、順位でもパーセンタイルでも他人への評価でもありません。自分の計測の流れの中の一点であり、大切なのはその流れです。視力、聴力、認知能力の検査ではなく、測定した課題を超える効果も主張しません。計算方法をここで公開し、ホームの2つの体験版にもそのまま使っています。アプリで見る数字を、自分でも確かめられるようにするためです。
採点を自分で確かめる。まずはひとつの色から。
App Storeからダウンロードよくある質問
Percoreのスコアはパーセントですか?
0〜100の正確さです。100は完全な再現、0は情報として意味をなさないほど大きいずれを表します。パーセンタイルでも、他人との比較でもありません。
音程をヘルツではなくセントで採点するのはなぜですか?
耳は音の高さを比率で捉えるからです。20 Hzの誤差は低音では大きく、高音では比較的小さく聞こえます。セントなら同じ大きさに聞こえる差が、どこでも同じ数値になり、全範囲で一貫した採点ができます。
上達すると毎日のキャリブレーションも難しくなりますか?
いいえ。今日の点数を先月と比べられるよう、毎日の対象範囲は固定されています。難易度の自動調整はProの練習だけで、その点数は毎日の計測とは分けています。
何日か休むとスコアはどうなりますか?
スコア自体は変わりません。更新されていない計測の確信度を下げ、推定値として表示しますが、計測値そのものは下げません。
総合スコアがないのはなぜですか?
混ぜた数字は体感できないからです。色の計測と音程の計測は意味が異なり、平均してもどう行動すればよいかわからない数値になります。レーダーでは4つを別々に示します。
自分でも採点を確認できますか?
はい。ホームのカラーと音程の体験版は、アプリと同じ式を使います。色相は180°で正規化し、音程はセントで採点します。目の前でスコアが計算されるのを確認できます。